EXTRAルール

FREE STYLE JIU-JITSU EXTRA RULES

1階級
７階級の体重別＋無差別級で行なわれる。
フライ級 (～50kg以下)
フェザー級 (～57kg以下)
ウエルター級 (～65kg以下)
ミドル級 (～74kg以下)
クルーザー級 (～84kg以下)
ヘビー級 (～95kg以下)
スーパー級 (95kg超過～)
無差別級
また、指定体重契約制度によって試合が組まれる事がある。

２服装
１、スパッツまたは道衣などで、道衣は、柔術、柔道、空手等どのような物でもかまわない。上下片方のみの着用も可。女子は競技に支障をきたさない物を着用する事。
２、オープンフィンガーグローブ、ファールカップ(女子はアンダーガード、またはそれに代る物)、膝当て、脛当て（背足まで隠れる物）、マウスピースの着用を義務とする。
＊プロテクター等は各自で用意するものとする。
３、ヘッドギア、イヤーガード、シューズ等の使用は不可。
４、肘などのサポーター及びテーピング、バンテージはレフェリーのチェックの上、使用してもよい。
５、Tシャツ、ラッシュガード等の着用は認めるが、清潔な物を着用する事。
６、グローブは事前に主催者サイドのチェックを受ける事を義務とする。

３試合時間
原則として
ａ：男子4分2ラウンド
ｂ：女子3分2ラウンド
　とする。(共にインターバルは1分)但し、試合時間、ラウンド数を変更する場合は、別にこれを定める。

４勝敗
１、一本
・ルールで許されている絞め技、関節技によるギブアップ。
２、ノックアウト
ａ：ルールで許されている打撃技によってダウンし、5秒以内に立ち上がれない場合。
ｂ： 1ラウンド中に2回のダウンがあった場合。
＊女子は1ノックダウン制。ダウン1回で試合終了、KOとなる。
３、レフェリーorドクターストップ
ａ：絞め技で落ちた場合、関節技が明らかに極まっている状況でギブアップしない場合、または声を出した場合。
ｂ：打撃技のダメ－ジが顕著な場合。
ｃ：その他、以上の理由に匹敵する状態であるとみなした場合。
４、判定（勝敗がつかないまま試合が終了した時)
レフェリー、ジャッジメント、審議委員の計3名で行う(10点法)。2票以上獲得した選手を勝者とする。
但し、一本、ＫＯが無い場合は引き分けとするなどの特別ルールになる場合は、別にこれを定める。

５延長戦
　　基本的に延長戦は行わないが、第４条４項の裁定の場合に、1票以上の差が無かった場合に行う。
　　延長戦不可能の場合は引き分け、または続行可能な選手を勝者とする。
　　原則として延長戦は男子：３分、女子：２分（延長戦前にインターバル１分）
　　但し、試合時間を変更する場合は、別にこれを定める。
　　＊延長戦の判定は必ず、どちらかの選手に票を入れるものとする。

６消極性
1回目-1ポイント、2回目-2ポイント、3回目以降-3ポイント
＊膠着、または動きの止まっている場合、動いていても次の展開に移行しようとしない(出来る事があるのにしようとしていない、勝負を決しようとしていない)場合、レフェリーまたは審議委員の判断でその原因を作っている選手、または両者に与えられる。3回目以降はブレイクし、ポイントを与えた上で、スタンドから再開する。但し、3回目以降、レフェリーまたは審議委員は種類、程度は問わず、どの様な反則に対しても失格負けを宣告する事が出来る。

７反則
１、肘、膝、頭による顔面より上への打撃＋グラウンドでの顔面へ打撃
＊タックルに偶然、膝が当たってしまった場合はそのまま続行となる。ダメージにより続行不可能の場合は棄権とする。
２、金的への攻撃
３、噛み付き
４、目潰し
５、頭髪を引っ張る
６、ヒールホールド等、膝靭帯をひねって破壊する技、行為
７、手足の指に対しての攻撃
＊攻撃の意志ではなく指を掴んだとしても、その行為によりダメージを与えたとみした場合は失格とする。
８、グラウンド状態での顔面より上へのキック攻撃
＊グラウンドで下の選手は上の選手が立っている場合(猪木‐アリ状態)は、顔面より上へ対してキック攻撃を行なっても良い。
９、相手の後頭部や頚椎を叩きつけるような投げ技(バスター、バックドロップ等)
10、脊椎への打撃
11、フットチョーク等による喉仏とその付近への攻撃
12、膝関節への正面からのキック攻撃
13、悪質な試合態度とみなされた時
14、（シニアルールのみ）背負い系の手技、腰技の投げ技
15、(女子のみ)グラウンド状態でのパンチ以外の打撃
16、(女子のみ)肘、頭による打撃
17、パンチによる後頭部への打撃
　18、(リング使用時)テイクダウンを防ぐ為に故意にロープを利用する行為

８選手が負傷した場合
１、負傷の原因が相手の反則または故意による場合、反則者の負けとなる。
２、負傷の原因が偶発性による場合、試合を続行できる選手の勝ち扱いとする。

９参加資格
18歳以上で感染症の無い健康な男女。
＊18歳以下でも実績もしくは実力が有る場合は参加可能とする。

10 その他
１、試合中のブレイクは基本的に無しとするが、競技場から出た場合、レフェリーがストップの掛け声をかける。この際、競技者はレフェリーの次の指示があるまで動いてはならない。スタンド状態であればブレイクし中央で再開する。グラウンドの場合は競技場内に戻し同じ状態から再開する。リングの場合、スタンドでロープやコーナーに詰まった状態で、膠着と判断した場合ブレイクし中央で再開。グラウンドでエプロンに出そうな場合やロープやコーナーが次の展開の支障になると判断した場合はレフェリーがストップの掛け声をかけ、競技場内に戻し同じ状態から再開する。ただし、どの場合も絞め技、関節技が極まりかけている場合は続行とする。
２、スタンドでの打撃技による攻撃で場外へ逃げたり、背を向ける等の戦意喪失とみなされる行為を行なった場合は、審判団および審議委員の判断により、イエローカード(減点1)、またはレッドカード(減点2)。もしくはTKOとする。
３、反則を犯した場合、即刻失格だが、相手に続行の意志が有れば審判団および審議委員の判断により、イエローカード(減点1) もしくはレッドカード(減点2)。3回目以降の反則に関しては、審判団および審議委員の判断で程度は問わず、失格負けを宣告する事が出来る。また、3回目以降の反則に関しては、1回あたり、主催者に参加費の倍額を支払うものとする。
４、相手が道衣等を着用していた場合、自分が着用していなくても掴むのは可。但し、スパッツを掴むのは不可。女子は道衣以外の衣服を掴む事は禁止。
５、セコンドは１人の選手につき、最大３名までとし、セコンドのいない者の出場は認めない。試合中、自分のコーナーを離れたり、試合場に入る、選手の体に触れた場合等は、そのセコンドのついている選手を失格負けとする。
６、本大会規定に定められていない問題が生じた場合は、審議委員、審判員の合議によって、これを処理するものとする。
(2005年1月改正)